2006年2月19日日曜日

「投資の秘訣は、生活のためのお金は別に確保しておくこと」(宋文洲)



日経新聞でソフトブレーン会長 の宋文洲さんが投資の極意をご披露。曰く:
投資の秘訣は、生活のためのお金は別に確保しておくこと。そうすれば全額を失っても冷静でいられる。不 思議とお金は増えるものです。
名言だ。真理は、ごく単純なんだな〜。

具体的にどうすればいいのか。 以下蛇足:
  1. 「生活のためのお金」をいくらかとするかがポイント。こんなもんは主観的なものだ。月百万円でも自分が貧しいと感じ る人もいるし、月十万円で心豊かに暮らす人もいる。だったら三浦展がいう「(幸せな)下流生活」を基準に考えて、余分なお金は投資に回すことも可能だ。そ ういう観点を社会に提供した三浦展はエライ。
  2. 上等の鮨屋なんかに行って「所得の再配分」に貢献するのは(「日本の料亭には所得の再分配機能がある」『食は広州に在り』で邱永漢) 馬鹿げている、高い「地産地消」食品を食べて一生で累計何千万円も自分のお金の農村へ所得移転に協力するのも同じように馬鹿げている。
  3. もう一つ大事なことは、優先順位はまず自分の生活基盤の確保にあるということ。まず自分の住居などを確保してから投 資をすること。いったん投資した紙切れに過ぎないお金は常にゼロになる可能性がある。そうなったときにホームレスにならないように、配慮しておく必要があ るのだ。危なっかしくて見ておれない人もいるので老婆心から。

年寄りは、お節介をやいて、つい本当のことを言ってしまうので、嫌われ る。

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